ヒト永久歯の3次元形状モデル

　コンピュータおよび画像解析技術が進歩した現代において、歯科医学の分野でも3次元形状を利用した様々な解析が行われています。マイクロCTを利用して非侵襲的に内部構造の観察が可能になったことで、我々の研究は飛躍的な進歩を遂げています。
　しかし、3次元形状取得のためには、高額な装置が必要であり、研究者にとって必ずしも利用できる環境にないというのが現状です。
　そこで、愛知学院大学歯学部が所有する産業用マイクロCT（SMX-225CT,島津製作所社製）を用いて得られたヒト永久歯の3次元形状データを公開しています。データは広く海外の研究者によっても利用されています。

A. Kato and N. Ohno (2009) Construction of three-dimensional tooth model by micro-computed tomography and application for data sharing Clin. Oral. Invest.13(1), 43-46. http://link.springer.com/article/10.1007%2Fs00784-008-0198-4

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